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プミポン・アドゥンヤデート国王陛下 
 
 

 タイのチャクリー王朝のプミポン・アドゥンヤデート国王陛下(ラマ9世)は、その住居である“ドゥシット宮殿ジットラダー・ビラ”において、農業、林業及び小規模工業等のジラダープロジェクトを実施なさっており、この宮殿の敷地内には、水田、野菜畑、果樹園、家畜場、魚の池、精米所、酪農場等があります。また、これらのプロジェクトの成果は一般に公表され、人々や組織はその成果を利用することができます。現在も、学生や農業従事者の他、外国からの訪問者を含めた一般の人々が、絶え間なくこのプロジェクトの様子を見学に訪れています。

 プミポン国王陛下は御即位なさってからの 60 年間、タイ国内の全地域、特に地方の貧困地域へのご訪問を繰り返してこられました。その結果、 1952 年よりこれまでに 3000 を超える王室プロジェクトが実施されることとなったのです。

 

「足るを知る経済( Sufficiency Economy )」哲学

 これらの王室プロジェクトの目的は、人間の自立のための開発であるといえます。国王陛下のプロジェクトにおける重要な原則の一つは、開発は地理的・社会的条件に合わせて行われなければならないということです。この開発には、現代技術と知識の適切な発展が求められるのみではなく、持続性の原則と天然資源の開発に基づいて行われなければなりません。

 また、国王陛下の新しい理論では、限られた天然資源の適切な管理のための指針が提案されています。タイの農民世帯は 4 ~ 5 人から成り、約 15 ライ( 2 万 4 千㎡)の土地を所有しています。国王陛下の新しい理論では、この土地を 4 つに分け、その 3 割は乾季の耕作時に使用する水源とすると同時に魚を飼育するための池を掘り、残りの内 3 割は一家が一年に消費する米を耕作するための土地とし、さらに 3 割を integrated field 、園芸作物及び果物の栽培に当て、残りの 1 割を住居及び家畜飼育やきのこ栽培、道路として利用する提案をしています。

 この新しい理論を実施する場合、最初の一年間は、全ての作物を自らの消費に当てることとなるでしょう。しかし、基本的には一年間を通して食料に関して自給自足すると同時に、販売を行う準備を行うことになります。この段階が成功すれば第二段階に進み、作物の余剰分を販売するグループを形成します。それによって生産、市場取引、社会集団が発生し、協同組合に至ります。さらに、第三段階では、更なる利益追求のために銀行や民間企業からの資金を募り、高度な商取引の促進により事業を拡大します。

 国の開発において、国王陛下は各地で利用できる天然資源を利用するという自然の原理に従ってこられました。そして、ベチベルソウにより土の腐食を防ぐと同時に土と水を節約することができた例、自然農法のために悪化した土地の改良を行った例、植林なしで森林再生を行った例、水源を守るために森林内に砂防ダムを建設した例、 ホテイアオイを腐敗水の問題解決に利用した例等、 これまでに非常に大きな成果を上げています。これらのプロジェクトにおけるシンプルな過程は生態学的システムにおける均衡をもたらし、その結果持続可能な開発につながるのです。

 王立開発研究センター及びその他の様々なプロジェクトには、専門家のみでなく、多くの国々の君主や指導者の方々が見学に訪れており、 イギリスのエリザベス女王2世 及び エジンバラ公フィリップ・マウントバッテン伯爵 、 スウェーデンのカール 16 世グスタフ国王陛下 及びシルビア女王陛下、ラオス人民民主共和国の ヌーハック・プームサワン前大統領、フィリピン共和国のグロリア・マカパガル・アロヨ大統領 等のご訪問がありました。

 2005 年、外務省と王室開発プロジェクト委員会により「代替的な開発:足るを知る経済( Sufficiency Economy )」に関する閣僚級会議が行われ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの国々から 19 人の大臣が参加しました。国王による「足るを知る経済」哲学と農業に関する新理論が、アフガニスタン復興支援指針において持続可能な農業支援の手段として利用されました。また、王室プロジェクトの研究は、緊急な支援を必要とする国々の開発に非常に適しているとして、国連の賛同を得ました。

 

ベチベルソウ開発プロジェクト

 ベチベルソウ開発プロジェクトは、 1991年以来タイにて行われてきました。プロジェクトの成果が国際的に認識されたことにより、タイはベチベルソウに関する国際セミナーを 2 回に渡り実施しました。第一回は「ベチベルソウ:奇跡の草」というテーマで 1996 年に、第二回は「ベチベルソウと環境」というテーマで 2000 年に行われました。

 タイの王室によるベチベルソウ研究の成功により、タイで世界 15 ヶ国からの外国人を対象とした研修及び現地調査が実施されることになりました。さらに、フィリピンの環境省やザンビアの農業・食料・漁業省、アメリカの農業省等様々な機関の職員がこの研究に特別な関心を注いでいます。

 

災害管理

 国王陛下は福祉のための開発事業の他、大災害時の慈善事業に力を注いでいます。注目を集めた例としては、 1962 年に台風が南タイの沿岸地域 12 県を直撃し、多くの被害を出した災害における事業があります。国王陛下は、速やかに王室ラジオ局を通して、全国に向けて被災者援助の要請を行いました。援助活動のための寄付金は十分に集まり、その余剰金で自然災害の被災者支援を行うためのラーチャプラチャーヌクロ財団を設立することができました。






  2005年12月26日、インド洋沖で発生した津波は、東アフリカ、南アジア及びタイのアンダマン海沿岸 6 県を含む東南アジアにて多大な被害をもたらしました。この災害においても、国王陛下は直ちに多額の寄付を行い、チャイパタナー財団を通して被災者の苦境を軽減するために、食料、衣服、医療、仮設住宅等の提供を行う支援活動を開始しました。また、何千人もの津波孤児たちの教育が重大な懸念事項となったため、ラーチャプラチャーヌクロ財団はクラビー県及びパンガー県に新たな学校を建設すると同時に、プーケット県の学校修繕を行いました。子どもたちは、宿泊施設を得た他、彼らが望む高レベルの教育を受ける機会と奨学金を提供されました。その後の追加の寄付を受けたことに伴い、チャイパタナー財団は、被災者の復興支援及び天然資源の正常化に対して持続可能な支援を提供することができるようになりました。この事業は、パンガー県クラブリー地区の最も被害の大きかった地域の世帯のために「チャイパタナー・タイ赤十字村 1 」「チャイパタナー・タイ赤十字村 2 」を設置したことにより達成することができました。また、南部の沿岸 6 県内の人々の多くは漁師で、津波により船を失いました。そこで、チャイパタナー財団はグラスファイバー船を提供すると同時に、船のメンテナンスと生活発展のための船管理資金を用意しました。

 プミポン国王陛下は世界で最も即位期間の長い国王である他、おそらく最も熱心に活動を行っている国王であると言えるでしょう。御在位の 60 年間、国王陛下は国務のみではなく、多様な分野において活動を行ってこられました。国王陛下の数多くのプロジェクト、「足るを知る経済」哲学及び新理論は、タイの人々に利益をもたらしているのみではなく、世界的に利用されています。農業や環境保護において有効活用できる国王陛下主導プロジェクトや発明の例としては、人口雨プロジェクトやチャイパタナー・エアレーター等が挙げられます。そして、これら全ての業績が「土地の強さ」を意味する「プミポン」という国王陛下のお名前に集約されるのです。


 

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