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 タイ王国大使館はこれまで15章にわたり、東京を含む関東地方の動物園にいるタイの象を紹介してきました。第16章では、大阪市天王寺動物園のタイの象「春子」を紹介したいと思います。

「春子」のことを知りましょう。

          天王寺動物園には2頭の象が暮らしています。その内の1頭がタイの象「春子」です。「春子」は1948年に生まれて、今年で62歳になります。「春子」が日本に来たのは1950年4月14日で、2歳の時でした。約60年間も大阪に暮らしている「春子」は天王寺動物園のシンボル的存在になっていると言えるでしょう。

「春子」

 

来日した日

1950年4月14日

生年月日

1948年

性別

体長

400 cm

高さ(身長)

295 cm

体重

約4,000 kg

牙の長さ

ありません

 

タイの森を再現した「春子」の家

            天王寺動物園内にある「春子」の家の前には、タイ語と日本語で「ゾウのすむ森」や「チャーン・ヤイ山国立公園」と書いてある看板があります。タイの自然な山や森を忠実に再現していることが特徴で、来場者の皆さんに自然の中にいる象の暮らしを理解していただきたいという思いで、このような「ゾウのすむ森」が造られました。そして、タイの森をテーマにしたのは、「春子」がタイから来たからなのです。

             「ゾウの森」に足を踏み入れると、目の前に自然が広がるような感じがします。動物園の周囲には建物が多く建っていますが、茂っている木々のおかげで自然な森の雰囲気を保っています。さらに、タイの森の雰囲気を最大限に引き出すために、日本の植物ではなくタイの植物あるいはタイの植物に近いものが植えられています。また、歩いている途中に象の足跡や森にいる生き物の模型などが見えて、象が生息する本当の森に入ったように感じさせてくれます。

              このような森を再現することによって、来園者、特に子ども達が生き物の生態や人と動物の共存について学習することができます。「春子」がいる場所に辿り着くまでの道中には、自然な森だけでなく、バナナを象に盗られないように見張る番人の小屋が設置されているなど、人が住んでいる村にありそうな出来事まで再現されているのです。