img_4716

newyear100

 

 

 

 

kadan

毎年1月1日は、世界共通のお正月だと定められ、各国で新しい暦の始まりだとされています。タイの伝統的なお正月は4月13日の「ソンクラーン」ですが、1月1日とはどのような違いがあるのでしょう。

 お正月は新しい年の始まりだと考えられますが、その時代の文化、風習、価値観、信仰などが日の数え方に影響します。暦学はその時代の人々の知恵で、地球・太陽・月・星の動きを観察し、天文学や占星術に基づくものなので、複雑で分かりにくい部分があるかもしれませんが、簡単に言えば暦の数え方は大きく2つに分けられ、「太陽暦」と「太陰暦」があります。どちらも天文学に基づくものだと考えられます。

 補足:「太陽暦」とは地球が太陽を公転する時間を基本単位にする暦法であるのに対し、「太陰暦」は月が地球を公転する時間を基本単位にする暦法です。

(太陰暦 http://th.wikipedia.org)
  

 

 

 

August2004rs太陽暦は、現在のカレンダーで使われている最も親しみのある暦法です。つまり、地球が太陽を一周公転する時間は、365日5時間49分で、それを1年間とします。太陽暦の良い点は、本当の時間とのずれが生じにくいところです。
太陰暦は、太陽暦と比べて時間のずれが多く、補填の計算をする必要があります。そうしないと、暦の日にちと実際の時間は合わなくなってしまうため、現在太陽暦が一般的な暦法になっています。太陽暦で新年の最初の日は1月1日なので、その日がお正月だと定められました。

(太陽暦 http://th.wikipedia.org)

 

タイのお正月について

タイのお正月は時代によって異なっていました。残されている証拠によると、タイのお正月はこれまでに4回変更されました。ラーマ4世は、タイのお正月についてこうご説明なさいました。タイではもともと陰暦1月16日をお正月だとしていました。その当時の冬の始まりが年の始まり、つまりお正月だとされた西洋国と時期が一致しました。冬が年の始まりだという考え方はこのような理由があります。

「冬は朝のように明るく、夏は昼のように暑く、梅雨は夜のように暗いので、冬が年始に、夏が年の半ばに、そして梅雨が年末にたとえられました。」

インドからバラモン教が東南アジアに広まった時代に、タイ(当時の名称:シャム)もバラモン教の影響を受けていたので、太陰暦を採用していました。それによって、タイのお正月は陰暦5月1日とソンクラーンの日(4月)の2回になっていました。ソンクラーンの日は毎年日付が違ってわかりにくいため、ラーマ5世は1889年に、タイのお正月を4月1日に当たる陰暦5月1日に改定しました。

ソンクラーンの日をタイのお正月と定めたのは北インドのバラモン教の影響を受け太陰暦に基づくもので、気候の最も良い4月を選んだと考えられます。

このようにタイのお正月は、4月1日に当たる陰暦5月1日に定められました。しかし、ラーマ8世は1940年に、タイのお正月を新暦に改定するよう命じ、当時のピブーンソンクラーム元帥政権が太陽暦に基づきタイのお正月を1月1日に改定しました。この暦法は冬を年始にとらえたという従来の考え方だといえます。現在まで続く新暦のお正月は1941年1月1日に初めて使われたと思われます。

 

お正月の習慣

タイの1月1日のお正月は、仏教の習慣により、僧侶に托鉢をしたり、お寺に行ったり、説法を聞いたり、仏像に水をかけて清めたり、あるいは鳥や魚を放し自由にして功徳を積み、新年の祈願をします。これは日本人が神社や寺院に初詣に行き、一年の感謝を捧げ、新年の無事と平安を祈願するのと似ています。このような習慣の他にも、友人たちや家族、職場の人々と新年会をひらいたり、ニューイヤーカードを送ったり、または親戚を尋ねてプレゼントを贈ったりもします。また自分が決めた抱負をこの日から始める人もいます。日本と似ているところもありますが、お節料理のようなお正月の特別な料理はタイにはありません。

 

参考文献

http://www.baanmaha.com/community/thread7576.html 

http://hilight.kapook.com/view/21046

http://library.sk.ac.th/index.php?option=com_content&task=view&id=35&Itemid=71

http://th.wikipedia.org/

http://news.siamtrue.com/view/variety.2510