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アジアを考え、タイに投資


 タイ国内やアジア各地でビジネス機会を探し求めている人々にタイが提供できることは豊富にあります。長年月にわたり、タイは海外との取引や投資を歓迎する環境を維持してきました。現政権は最近、取引や投資に対する障壁を削減し、さらに国内の事業/投資環境を改善することにより、関係者を積極的に支援していくことを再確認しました。
 

アジアの拠点


 他の地域では見られない程の市場成長を見せているアジアにおいて、タイの取引やビジネス機会は大きな報酬が約束されています。アジアの大国である中国とインドは、現在世界的な勢力均衡を覆しつつ、国際的取引やビジネスのパターンを変化させつつあります。2020年までにアジアが世界経済のほぼ半分を占めるようになると推定されています。
 

 インドシナへの玄関口という東南アジアにて地理的に見て戦略的な位置にあり、東南アジア諸国連合 (ASEAN)では極めて重要な役割を担うタイは、取引や投資の重要な機会を提供します。東南アジアは、アセアンの「1つのコミュニティー」というビジョンが2015年に実現した場合にさらなる飛躍が予測される、既に5億7千万の消費者を抱える巨大市場です。経済上、アセアンはつながりのあるコミュニティー、単一の市場ならびに生産拠点として構想され、国際的な供給網においてさらにダイナミックかつ強力な一部と進化するのです。
中国やインドという巨大市場に限らず、韓国や日本等の他の東アジア諸国へのアクセスの容易さが、この大きな消費者市場に今以上の成長を促します。また、他国との友好関係や自由貿易協定も30億人の消費者へのアクセスを容易にします。

  他の経済圏との自由貿易協定を最適に活用するため、現在タイは国際/国境貿易の効率性を向上させるために電子システム、特にワンストップサービスセンター、1車線サービス、共通単一検査点、電子商取引/電子物流システムを導入しつつあります。また、関税控除プロセスの向上/加速化も目指しています。

2010年度国別ビジネス環境ランキング

No.

ビジネス環境の良さ

事業開始

投資家保護

税の支払い

国境を越えた貿易

契約の履行

事業終結

2010

2009

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

シンガポール

香港

タイ

マレーシア

台湾

中国

ベトナム

ブルネイ

インドネシア

インド

フィリピン

カンボジア

1

3

12

23

46

89

93

96

122

133

144

145

1

4

13

20

61

83

92

88

129

122

140

135

4

18

55

88

29

151

116

153

161

169

162

173

2

3

12

4

73

93

172

119

41

41

132

73

5

3

88

24

92

130

147

22

126

169

135

58

1

2

12

35

33

44

74

48

45

94

68

127

13

3

24

59

90

18

32

160

146

182

118

141

2

13

48

57

11

65

127

37

142

138

153

183

 

容易なビジネス


  主要経済部門の成長と発達を支援するため、タイのインフラ状況は世界水準にまで発展し続けています。近代的な工業団地や通信設備、物流システムがコスト効率の高い事業活動を実現させます。長期発展ならびに競争力を見据え、現政権は、国のインフラを向上させる意志も表明しています。これには、国の道路、鉄道、水路/空路輸送網をリンクする多様化した輸送システムの発展が含まれています。全国規模の二路線鉄道システムの発展や道路網の拡張により、事業者は大いに利益を得ることとなります。

  国内の地域的/国際的生産拠点をレムチャバン大水深港ならびにスワンナプーム国際空港とリンクすることにより、国の物流システムのさらなる強化を狙ってこれらの国のインフラが向上されます。

 

タイへの投資


  タイ政府は、主要対象部門に投資するとタイ投資委員会 (BOI)を通じて政府より最大限の恩恵を享受できる特別期間として、2009年度を「タイ投資年度」と宣言しました。現在、投資に関してインフラ発展や代替エネルギー、農産業等の優先産業への投資を重要視しています。不安定なエネルギー市場では、人々は今日すでに代替燃料に関する限りではタイの広大かつ強力な農業基盤に起因し、タイ国内で提供される数多くの機会に期待を寄せています。
 

タイ投資年度のプロモーションパッケージは、
次の6種の主要産業への投資家に提供されます。
• 省エネルギーと代替エネルギー関連事業
• ハイテク関連事業
• 環境に優しい材料と製品の製造関連事業
• 巨大プロジェクト関連事業
• 観光業と不動産関連事業
• ハイテク農産業関連事業

  タイ南部臨海開発プロジェクトも多数の投資機会をもたらします。西部はアンダマン海とインド洋、東部はタイ湾と南シナ海に面する港湾を持つタイの南半島に戦略的に位置します。この地域はマレーシアやインドネシア、シンガポール、インド、そしてマラッカ海峡を通じた世界の主要航路に極めて隣接しています。本開発プロジェクトの一部は、鉄鋼、発電、内陸輸送等の産業用工業団地向けに確保されます。

BOIに提出された外国投資プロジェクト

 

2004

2005

2006

2007

2008

投資合計数(プロジェクト数)

投資総額(単位:百万USD)

1,268

19,189.68

1,358

20,605.44

1,357

15,041.56

1,317

19,172.10

1,262

13,054.08

外国投資合計(プロジェクト数)1)

外国投資総額(単位:百万USD)

  -完全外資(プロジェクト数)

  -完全外資(単位:百万USD)

  -合弁(プロジェクト数)2)

  -合弁(単位:百万USD)

749

8,979.47

334

3,206.41

415

5,773.06

849

14,590.88

426

3,838.96

423

10,751.92

823

8,998.77

421

3,780.00

402

5,218.78

845

14,695.30

461

7,108.22

384

7,587.07

832

8,700.26

458

4,074.38

374

4,625.88

完全タイ(プロジェクト数)

完全タイ(単位:百万USD)

その他の投資(プロジェクト数)3)

その他の投資(単位:百万USD)

463

8,865.05

56

1,345.16

460

5,023.84

49

990.73

483

5,455.66

51

587.13

426

3,853.47

46

623.34

411

4,004.30

19

349.52

注釈 1) 外国投資プロジェクトとは、外国資本が最低10%のプロジェクトを意味します。.
注釈 2) 合弁プロジェクトとは、現地タイ投資家と外国資本を最低10%有する外国人パートナー間の合同プロジェクトを意
注釈 3) 他の投資プロジェクトとは、現地タイ投資家と10%以下の外国資本を有する外国人パートナー間の合同プロジェクトを意味する。
出典: BOI国際局(2009年7月22日現在)
為替レート: USD1=THB34.19(タイ銀行/2009年9月8日現在)

 

BOI認証外国投資プロジェクト

 

2004

2005

2006

2007

2008

投資合計数(プロジェクト数)

投資総額(単位:百万USD)

1,227

17,570.31

1,254

16,707.90

1,220

10,924.49

1,342

21,775.11

1,253

14,616.17

外国投資合計(プロジェクト数)1)

外国投資総額(単位:百万USD)

  -完全外資(プロジェクト数)

  -完全外資(単位:百万USD)

  -合弁(プロジェクト数)2)

  -合弁(単位:百万USD)

734

9,280.23

377

3,742.09

357

5,538.14

782

9,529.89

414

4,070.52

368

5,459.37

751

7,798.86

404

3,635.30

347

4,163.56

836

14,788.30

479

6,961.22

357

7,827.08

838

10,270.31

496

4,673.03

342

5,597.28

完全タイ(プロジェクト数)

完全タイ(単位:百万USD)

その他の投資(プロジェクト数)3)

その他の投資(単位:百万USD)

444

6,972.01

49

1,318.05

431

6,681.20

41

496.81

436

2,666.28

33

459.32

452

6,445.42

54

541.39

400

3,901.96

15

443.90


注釈 1) 外国投資プロジェクトとは、外国資本が最低10%のプロジェクトを意味します。.
注釈 2) 合弁プロジェクトとは、現地タイ投資家と外国資本を最低10%有する外国人パートナー間の合同プロジェクトを意
注釈 3) 他の投資プロジェクトとは、現地タイ投資家と10%以下の外国資本を有する外国人パートナー間の合同プロジェクトを意味する。
出典: BOI国際局(2009年7月22日現在)
為替レート: USD1=THB34.19(タイ銀行/2009年9月8日現在)

 

 タイの主要産業部門は成長を続け、次の分野における世界的地位を誇っています。
• 世界最大HDD生産国
• 世界最大天然ゴム生産国
• 自動車生産世界12位
• 観光客受入数世界18位
• 購買力別経済力世界19位

 

 

 

 

部門別プロモーション申請外国投資プロジェクト

部門

2004

2005

2006

2007

2008

プロジェクト数

投資

プロジェクト数

投資

プロジェクト数

投資

プロジェクト数

投資

プロジェクト数

投資

農業製品

鉱物/セラミック

軽工業/繊維

金属製品/機械類

電気製品/電子製品

化学製品/紙

サービス

82

18

61

223

152

107

106

658.20

1,885.56

242.60

1,504.59

2,322.64

1,367.55

998.29

51

21

85

250

173

126

143

462.95

3,670.63

347.36

4,134.00

2,417.65

2,188.48

1,368.82

46

32

73

220

180

80

192

727.04

752.65

273.55

1,515.74

2,099.38

1,182.56

2,477.89

46

27

59

228

153

129

203

260.63

805.89

261.52

4,490.52

2,310.18

2,916.26

3,650.31

62

30

73

214

144

103

206

494.75

570.90

376.96

2,051.95

1,958.00

1,118.82

2,128.87

合計

749

8,979.43

849

14,589.89

823

8,998.71

845

14,695.31

832

8,700.25

注釈1) 外国投資プロジェクトとは、外国資本が最低10%のプロジェクトを意味する。
出典: BOI国際局 (2009年7月22日現在)
為替レート: USD1=THB34.19 (タイ銀行/2009年9月8日現在)

 

部門別BOI承認外国投資プロジェクト

部門

2004

2005

2006

2007

2008

プロジェクト数

投資

プロジェクト数

投資

プロジェクト数

投資

プロジェクト数

投資

プロジェクト数

投資

農業製品

鉱物/セラミック

軽工業/繊維

金属製品/機械類

電気製品/電子製品

化学製品/紙

サービス

82

17

63

231

146

103

92

675.13

1,739.22

377.99

1,932.18

2,616.74

1,484.77

454.21

45

18

76

227

162

129

125

334.30

254.50

282.08

4,124.87

2,510.10

1,044.34

979.74

39

21

75

232

166

81

137

326.17

74.42

272.03

1,586.41

1,694.59

2,945.20

900.06

43

28

58

212

175

114

206

684.84

947.03

276.17

3,568.87

2,933.59

2,821.04

3,556.77

54

33

67

220

141

117

206

282.94

733.29

303.34

2,548.73

1,758.79

1,220.73

3,422.50

合計

734

9,280.24

782

9,529.93

751

7,798.88

836

14,788.31

838

10,270.32

注釈1) 外国投資プロジェクトとは、外国資本が最低10%のプロジェクトを意味する。
出典: BOI国際局 (2009年7月22日現在)
為替レート: USD1=THB34.19 (タイ銀行/2009年9月8日現在)

 

  成功する事業活動のための基盤構築以外に投資場所として、タイは強力な裾野産業にも支えられています。また、タイ政府は、外国人投資家と政府機関との間の直接連絡口「ワンスタート・ワンストップセンター (one-start-one-stop center)を設けることにより、企業設立の容易化を支援するための重要な一歩を踏み出しました。さらにはタイ人労働者が常に近代技術の発展に対応していくための人材開発や技能訓練も促進されています。

  現政権の経済刺激策は、今後3年間にわたり1.5兆円 (約450億USD)を費やし国内外の潜在的投資家に輸送や物流、教育、通信、エネルギー等に関する主要インフラ整備スキームへの莫大な投資機会を提供します。