プミポン・アドゥンヤデート国王陛下は、日々タイ国民のために御公務をしてこられました。 1952 年から陛下自ら民衆を御訪問され、数多くの援助活動を行っておられます。最初はプラチュアップキリカン県ホアヒンのクライカンウォン宮殿近くに住む民衆を訪問することから始められ、少しずつ国内の全地域に範囲を広げていかれました。現在では陛下が御訪問されていない土地はないといっても過言ではなく、各地の民衆もまた陛下に深い忠誠心を抱いております。陛下御自身が直接民衆を御訪問されることによって、民衆の暮らしぶりや仕事における問題を把握しておられます。これらの問題は多岐に渡っており、例えば水源や灌漑施設の開発、土壌開発、農業、教育、医療や衛生、天然資源の保全、副業等々の問題があげられます。そしてこれらの問題の解決が、国王陛下が御提案された、現在 1,000 以上もあるプロジェクトの始まりとなったのです。

国王陛下が御考案されたプロジェクトは、次のようなものがあります。

1. 国王陛下主導のプロジェクト

 

 国王陛下自らが研究、実験を行われるプロジェクトでは、陛下御自身も資力をお投じになり、より有用な実施方法や方向性が追求されています。国民に有益な成果をもたらすと具体的に判断された場合、それらの事業はタイ政府に引き継がれます。



2. 王室プロジェクト

 河川の水源地がある北部山岳地帯の保全と復元のため、国王陛下がお選 びになり、推進してこられたプロジェクトです。このプロジェクトでは、山岳民族に生花や果樹などの換金作物を栽培させ安定した仕事を持たせることで、 伐採による森林破壊を大幅に減少させました。このような成果により王室プ ロジェクトは、 1988 年にアジアのノーベル賞ともいわれるマグサイサイ賞を国際理解推進部門で受賞しました。

3. 国王陛下による支援プロジェクト

 国王陛下が事業の考案と助言の支援を行い、民間が実施するプロジェクトです。民間企業や団体は自らの力で事業を実施し、資金・知識・人材面での責任を担い、事業成果についての管理も行います。例として、青少年向けタイ 百科辞典プロジェクトなどがあげられます。