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ソンクラーンはタイ王国において最も注目を集めるお祭りの1つであり、タイ王国だけでなくミャンマー、カンボジア、ラオスにおいても祝われています。

   ‘ソンクラーン’はサンスクリット語を起源に持つタイ語であり、太陽が次の黄道帯に入ることを意味します。また‘ソンクラーン’は伝統的なタイのお正月をも意味します。正式な名前は‘マハ・ソンクラーン’(大ソンクラーン)といいますが、普通は簡単に‘ソンクラーン’とだけ呼ばれていて、4月13日に始まり15日に終わります。

  ソンクラーンの儀式や行事、習慣などはそれぞれの地域や時代によって少しずつ違います。下記は一般的なソンクラーンの過ごし方です。

  ‘ソンクラーン’の第1日目、4月13日の朝早く、若い人も年をとった人も皆新しい服を着て、自分たちの村や地域にあるお寺や僧院に行って、僧侶に食べ物を奉げます。寺院の敷地には長い机が置かれ、その上には喜捨のためのお鉢が並べられます。そのお鉢に人々はご飯、果物、お菓子など様々な食べ物を入れます。

 第1日目の午後には、仏像を洗う儀式があります。この儀式の後には、水掛け祭りが行われます。また若い人たちは、目上の人や尊敬すべき立場の人のもとを訪れ、尊敬の念を表し彼らから祝福を受けます。年下の人は年上の人の手のひらによい香りのする水を注ぎ、地方によってはタオルやその他の入浴に必要なものを贈ります。以前はこの時に実際に入浴が行われ、年下の者が年上の者の入浴を手伝い、古い洋服から贈り物である新しい洋服に着せ替えていました。この一連の行為は新年に目上の者に対して敬意を表すもの、とみなされていました。

  もう1つソンクラーン祭りの間にしなければならない事は、‘バンサクン’と呼ばれる、亡くなった人を偲ぶ宗教的な儀式があります。人が亡くなって火葬された後、残された灰と骨は埋められます。そして‘ソンクラーン’の日に、灰と骨が埋められた場所で、僧侶によって亡くなった人を偲ぶ儀式が行われます。

  ‘ソンクラーン’の3日間の間、人々、特に若い人々は、お互いに水を掛け合って楽しみます。

  ‘ソンクラーン’の間に水を掛け合うのはただ楽しみのためだけでなく、次の耕作期に十分な雨が降るように、という願いも込められています。言い伝えによれば、‘ナガ’という神話上の蛇が海で水を吹き出しながら遊ぶことによって雨が降る、と言われています。蛇が水を吹き出せば吹き出すほど、より多くの雨が降るのです。若い人達は‘ソンクラーン’の最後の日が過ぎても、もし雨が降り始めない場合には、歌い、踊りそして水掛けを続けます。