Culture Corner



  
  稲作の基本的な流れは、日本と同じです。耕起に始まり、田植え、発芽、出穂、稲刈りの順です。  


1.耕起

一昔前まで、水田のスキ入れといえば水牛の出番と決まっていました。水牛は農家にとっては家族のようなものでしたが、機械化によりスキ入れには水牛に代わり耕耘機が使われるようになりました。中央部のデルタ地帯などタイの穀倉地帯はもちろん、東北部でも水牛の数はかなり減ったようです。
2.田植え

日本同様、苗床を作ってから、ひたひたに水を入れた田で田植えをする移植栽培もありますが、都会へ出稼ぎに行く人が増えたことによる人手不足から、籾のまま蒔く直蒔き田の割合が多くなってきています。
3.出穂

発芽から伸長、出穂には、熱帯の気温とアジアモンスーンによってもたらされる豊かな雨(水)が必要です。ドンムアン空港に飛行機が近づくと、網の目のような運河に抱かれた水田地帯が眼下に広がります。中央部においては灌漑比率も高くなってきましたが、東北部ではまだまだ天水田に依存しており、その補給のためにため池が作られているところもあります。
4.稲刈り

コンバインの普及によりかなり機械化が進んでいますが、人手による稲刈りもまだまだ行われています。
5.脱穀

刈り取った稲は、2本の棒に付いた紐にはさんで、強く板に打ちつけて稲穂から籾を叩き落とします。収穫された稲は、籾のまま仲買人が集荷、保管した後、精米工場にと流れていきます。