左から「風の前奏曲」のイッティスントーン監督、
高杉美和さん、
主役のアヌチットさん。
(2005年9月14日 タイ王国大使公邸にて) |
この2ー3年、タイ映画の質的向上は目覚ましく海外で認められるとともに、日本での上映も増えてきました。そこで今回は、タイ映画が大好きで、映画の日本語字幕翻訳や映画の紹介で大活躍なさっている高杉美和さんにお話を伺いました。
高杉さんは東京 外国語 大学でタイ語の勉強を始めました。大学3年の春休みにタイの北部から東北部までメコーン川沿いを旅行しますが、それはタイの文化、タイ人の優しさやタイの魅力に深く触れる旅だったそうです。
就職活動の際にもタイのことを忘れられなかった高杉さんは、在タイの日系企業に就職し五年間タイで働きます。その時期にタイ人の考え方や付き合い方を理解すると共に、時間を見つけてはタイ映画を観ていました。そこですっかりタイ映画ファンになった高杉さんは、帰国後タイ映画に関わる仕事をしたいと決心します。それはちょうどタイ映画業界が拡大し世界的に徐々によい評価を得られ始め、また日本人にも受け入れられ出した時期であり、高杉さん自身の実力とタイ映画への熱い思いにより決心は実を結びます。高杉さんは2003年から始まったバンコク国際映画祭にも新しい映画を観るため毎年必ず行き、今では日本やタイ国内で、タイ映画の翻訳や解説、インタビュー記事を書いたり、イベント時の通訳などをなさっています。
タイ映画の魅力を伺うと、ジャンルがとても豊富であり、上質な作品が出来ていること、そして文化面で興味深いと話されました。高杉さんは日本人にタイ映画に触れ、タイ映画を観る機会を是非持ってもらいたいとして「風の前奏曲」という作品を紹介してくれました。これは、タイの芸術文化への高貴な思いを映し出しており、タイの若い世代に芸術文化を再認識し保護していくことを気付かせた作品です。この映画は芸術文化に焦点をあててはいますが、タイらしさを感じることができるはずです。もちろん世界共通のメッセージも表現されています。高杉さんはこの映画に感銘し日本語への字幕翻訳を担当されました。「風の前奏曲」はタイ国民に受け入れられ、海外でも多数上映されると共に、日本でも今年12月から公開予定です。
今年10月の東京ファンタスティック映画祭では、タイの映画としては初めて「トムヤムクン」がオープニング特別作品に選ばれました。高杉さんはもちろんチケットを購入し、その日を心待ちにしていますし、たくさんの日本人に観に行って欲しいそうです。
日本でのタイ映画に興味のある方は、 http://www.thaiembassy.jp/thailand/thai_movie/index.htm をご覧ください。
インタビュー:橋本たみ
広報文化部
在京タイ王国大使館
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